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【2022年度最新】基本情報技術者試験の午後試験はどんな内容?合格するためにおさえるべきポイントと対策を解説。

基本情報技術者午後試験対策
本記事で解説していること

基本情報技術者試験の午後試験の対策法について紹介していきます。特に文系の方や基本情報技術者試験を初めて受験する方に向けた準備や勉強法について詳しく解説していきます。

基本情報技術者試験に合格することはIT系企業で働く上で必須な条件とも言えます。企業によっては就職の前提条件になることや、昇進するための資格となることがあります。

基本情報技術者試験は午前試験と午後試験の2つに分かれ、特に午後試験は長文を読む必要があるなど対策が必要な試験になります!

この記事では基本情報技術者試験、午後試験に向けた文系の方や初めて基本情報技術者試験を勉強する方向けの対策法について解説していきます。

資格くじら

初学者が午後試験で気をつけなければいけないポイントをまとめて紹介するぞ!

基本情報技術者試験についてや、午前試験の対策に関してはこちらの記事で解説していますので是非参考にしてみてください!

https://shikaku-antenna.com/it/fundamental-information-technology-engineer/fe-overview/

基本情報技術者試験の午後試験について

基本情報技術者試験の午後試験では、試験時間150分、11問の分野の中から5問を選択し、解答することになります。基本情報技術者試験の午前試験から休みを挟んですぐに行われるため、集中力や体力も必要になります。

合格ペンギン

午前試験と連続で試験なんてキツすぎます!

資格くじら

実は午前試験と午後試験は連続で行わないことも可能なのじゃ。詳しくはこちらの記事で紹介しているぞ!

基本情報技術者試験の合格基準と合格率

午後試験でも午前試験と同様、100点満点中60点以上を取ることが合格基準となります。

配点に関しては公表されていませんが、過去のデータから大体この点数であると算出されています。

分野出題数選択数解答配点
情報セキュリティ1問1問必須20点
テクノロジ系、マネジメント、ストラテジ系4問2問1問15点(合計30点)
データ構造及びアルゴリズム1問1問必須25点
ソフトウェア開発系5問1問25点
基本情報技術者試験午後試験の分野ごとの配点

特に、「データ構造及びアルゴリズム」と「ソフトウェア開発」の2問で50点と点数配分の半分を占めていることが重要です。

合格ペンギン

IT系で働くならアルゴリズムとプログラミングは理解しておく必要があるってことですね!

基本情報技術者試験対策|午後試験編

基本情報技術者試験の午後試験にフォーカスして、その対策を解説していきます。

選択問題で解く選択肢を絞る!

基本情報技術者試験の午後試験では、以下の分野からの出題がされます。

基本情報技術者試験午後試験
参考:IPA公式HP/試験要項

「情報セキュリティ」と「データ構造及びアルゴリズム」の2つは必須解答問題となってることに注意してください。11問から5問選択ということになっていますが。実質的には9問から3問選択することとなっています。

資格くじら

選択問題で何を選択するかで合格が左右されると言っても過言ではないぞ!

勉強をする際に、全ての選択できる分野を勉強するのではなく、自分が解けそうな分野を吟味してそれのみを対策するのが効率的です。文系の方や初めて基本情報技術者試験を受ける方が選ぶと良い選択分野に関しては、こちらの記事で紹介しているので是非参考にしてみてください!

アルゴリズムの苦手を無くす!

基本情報技術者試験の午後試験の配点からわかる通り、「データ構造及びアルゴリズム」と「ソフトウェア開発」の2問で50点と点数配分の半分を占めています。そのため、この2問を極めることが午後試験の突破には不可欠と言えるでしょう。

合格ペンギン

僕アルゴリズムが苦手なんですよね!?

資格くじら

誰でも最初は苦手なものじゃ。どうやって勉強するかが重要になってくるぞ!

この2問の対策には以下の3つが重要になってきます。

擬似言語になれる

「擬似言語」とは「データ構造及びアルゴリズム」の問題に出題されるプログラミング言語に似た言語になります。

新たに覚える必要のある部分は少ないですが、条件式の意味だけは覚え、活用できるようにしてから解くようにしましょう。試験本番に条件式などの意味を忘れてしまっても、問題の最初に書いてあるため心配する必要はありません。

アルゴリズム自体に慣れる

初めてデータ構造及びアルゴリズム」を解く方にとっては、プログラミングで行われるアルゴリズムに慣れない部分があるかと思います。

勉強法としては、たくさんの問題をやることよりも1つの問題にじっくり取り組み理解することが重要です。こちらの参考書は問題に対する丁寧な解説付きなため、オススメです。

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アルゴリズムの問題は似たような問題が多いのも事実じゃ。1つの問題を深く理解すると他の問題も解けるようになるぞ!

問題によって相性があることを知る

基本情報技術者試験の「データ構造及びアルゴリズム」「ソフトウェア開発」の問題の中にはすんなりと解ける問題もあれば、時間をかけてもわからない問題もあります。

試験本番の問題でも同様にして相性の問題で解けないこともあります

一方で基本情報技術者試験は選択式の問題のため、適当に解答した問題がまぐれで当たることもあります。

時間がかかりそうな問題だと判断した場合には、とりあえず解答をしておき、すぐに切り替えて別の問題から解くようにしましょう。

合格ペンギン

試験は全問選択式なのでとりあえず埋めておくことはできそうですね

資格くじら

できる問題とできない問題を素早く判断することも社会人には必要な技術じゃな!

「情報セキュリティ」では単語の意味の問題を落とさない!

まず前提として「情報セキュリティ」分野は必ず解かなければならない問題です。

この分野を解くためには、ネットワークやセキュリティの仕組みを理解しておく必要があります。

知識面に関しては基本情報技術者試験の午前試験の勉強をした方は十分であるため、実際に知識を活用するために過去問を解くなどをして対策することが有効かと思います。

「情報セキュリティ」分野の問題の1番最初によく聞かれる問題として、セキュリティ系の単語の意味を問う問題がよく登場します。単語の意味を問う問題に関しては、長文を読解しなくても解くことのできる問題のため、サービス問題だと言えます。基本情報技術者試験は選択式での解答のため、単語の意味をなんとなく理解しておけばOKです。

こちらの記事で基本情報技術者試験によく出る単語について解説しているので是非参考にしてみてください!

資格くじら

単語を選ぶ問題は得点するチャンスだと考えるのじゃ!

合格ペンギン

選択式の問題なら何となく覚えているだけでも解答できそうです!

過去問は分野別に解く!

基本的な資格試験の対策として、テキストを読むインプットと実際に過去問を解くアウトプットの2つが重要と言われます。

一方で基本情報技術者試験の午後試験に関しては、2020年からの新方式での過去の問題が公式から発表されていません。

理由としてはCBT方式という試験日時に縛られず、パソコン上で行えるテスト方式に変わったため、それぞれの人に対して問題がバラバラで表示されるからだと思われます。そのため公表されている過去の問題を通しで勉強することにはあまり意味がないかもしれません

合格ペンギン

試験の形式が変わったのであまり古い過去問だと意味がないってことですか!?

資格くじら

問題によっては今と昔では試験の内容が違っていることもあるぞ

一方で1つの分野にスポットを当て、分野別に対策することは効果だと言えます。基本情報技術者試験の午後試験の出題方式は変わったとしても範囲自体は変わってないため、実際の問題にも過去の分野の問題に準じた問題が出ます。

特に勉強すべき分野は「データ構造及びアルゴリズム」と「ソフトウェア開発」でしょう。上記でも記載した通り、解答必須の問題であり2分野だけで50点と大きな配点なため重点的に対策する必要があります。「ソフトウェア開発」は自分が選択する予定の問題の過去問の出題形式などに慣れるためにも5年分は解くようにしましょう。

資格くじら

最新の問題集を購入しておけば間違いがないぞ!

基本情報技術者試験の午後試験前に行うべきこと

下の記事で基本情報技術者試験の当日に行うべきことについて解説しましたが、今回は午後試験前の行うべきことについて解説していきます。

合格ペンギン

午前試験と午後試験のそれぞれで対策が必要なんですね!

問題を解く前に選択肢のマークをする!

基本情報技術者試験の午後試験は自分の解く問題の選択肢にマークがされていなければ採点がされません。CBT方式であれば問題を解く前にどの問題を解くかマークするページがあるため、実際の問題に進む前にマークするようにしましょう。

特に「ソフトウェア開発」は同じアルゴリズムの問題でも言語の選択肢を間違えないようにしてマークしてください。

資格くじら

選択肢のマークミスは毎年何人も記入し忘れているぞ!注意するのじゃ!

自分が解くべき問題のみ解く!

基本情報技術者試験の午後試験でよくあるミスとして、自分が選択していない分野を解こうとしてしまうことがあります。これは問題の番号だけを事前に頭に入れ、実際に出題された問題の番号と違う時があるためこういったミスが発生します。

基本情報技術者試験の午後試験の問2〜問5は年によって出題される分野が変わることに注意が必要です。必ず目次に記載された問題番号と分野を確認してから解くようにしましょう。

まとめ

今回の記事では文系の方や初めて基本情報技術者試験を勉強する方向けの対策法について解説していきました。大事なポイントについておさらいしましょう!

  • 基本情報技術者試験の午後試験は選択問題で行われ、選択肢からの解答をする
  • 基本情報技術者試験の午後試験はアルゴリズムの正答率を上げることが重要
  • 過去問は分野別に解いていくことが有効

基本情報技術者試験はしっかりと対策を行うことができれば文系や初めて基本情報技術者試験を受ける方でも合格することができる資格です。今回の記事で解説したことを是非参考にして勉強してみてください。

資格くじら

対策法がわかったら後は実践あるのみじゃ!

それでは基本情報技術者試験の合格に向けて頑張ってください!