人気が高まっている「ITパスポート」資格試験について、どのような資格なのか?学習内容は?など、これから勉強しようと思っている人に向けてその概要を解説しています!
就職や転職でますます有利なものとなっているIT系の資格試験。パソコンスキルが標準となった現代において、ITの知識は必須と言えます。インターネットやパソコンを使う業務が当たり前となった今、ITの資格試験の需要は昔よりも明らかに上昇しています。
ITは難しそう…これまで勉強してこなかった方も、資格さえ持っていれば必ずアピールポイントになります。
なかでも、ITに関する基礎知識があることを証明できる「ITパスポート」いわゆる「iパス」は、全ての人が取得しておいても申し分ない国家資格と言えるでしょう。
本記事では近年人気が高まりつつあるこのITパスポートについて、取得のメリット・デメリットや学ぶ意義、難易度やその魅力を徹底解説していきます!
先生〜ITなんて難しくてわからないですよ…
最初はみんな同じじゃから大丈夫じゃ!
ITパスポートは、むしろITが分からない人のための資格試験なのじゃぞ!
ITパスポート試験とは
ITパスポート(通称iパス)試験とは、ITを活用する全ての人が備えておくべき「ITに関する基礎的な知識が証明できる」「国家試験」です。独立行政法人であるIPA(情報処理推進機構)が実施しています。
パソコンやスマートフォンがほとんど全ての人に普及した現代において、どのような職種・業種でもITに関する知識は不可欠です。
また、ITパスポートはITに関する知識のみならず、経営の総合知識も学習することができます。よって文系・理系問わず「総合的なIT資格試験」として位置付けられる資格試験でもあります。
ITパスポートは累計受験者数がトップクラスの国家試験
ITパスポートは、全ての資格試験及び情報系の資格試験の中でも屈指の受験者数を誇る試験であり、令和2年度で累計およそ13万人が応募している人気の試験となっています。
学生にも最適、非IT系の社会人にも人気
ITパスポートは社会人の方が受験する割合が大きいですが、学生にも一定の需要があります。
- 社会人…66%(令和2年度)
- 学生…34%(令和2年度)
令和2年度の情報では3割強の応募者が学生であるというデータとなっています。
また、IT系の社会人よりも非IT系の社会人に人気の試験となっています。
- IT系企業…33%(令和2年度)
- 非IT系企業…67%(令和2年度)
IT関係の職種に就職しない人こそ、必要とされる試験であると一般的に認識されています。
へぇ〜そうなんですね!
ITパスポートを取得するメリット・デメリット
ITパスポートを取得するメリットは「就職に役立つ」そして「仕事でも役立つ」ということです。先にも申し上げた通り、ITと仕事は切っても切れない関係にあります。文系・理系・職種に関わらずITは常に必要とされています。
就職や進学に有利
ITパスポートは、ITの基礎知識が身についた証明として用いられる資格であり、面接や履歴書等でそのスキルをアピールすることができます。事実、新卒採用時のES(エントリーシート)などでITパスポートのスコアを確認する企業も増えてきています。また、内定後の研修としてiパスの合格を課す企業もあるでしょう。
近年では企業のみならず、省庁等もITパスポートを活用するところもあるようです。
また、社会人のみならず全国の大学でITパスポートが評価されています。入学前に基礎的なITの知識及び経営の知識が身についている人材として、非常に評価されやすい資格となっています。
ITのみならず幅広い分野の基礎知識が習得可能
ITパスポートはその試験範囲を学習することによって、ITに関する知識のみならず、企業活動・経営戦略・会計・法務等のITを活用する上で前提となる幅広い知識が習得可能です。ITのみに特化した資格試験ではなく「経営における総合的な知識」が身に付く試験となっています。
情報モラルやセキュリティについてそのリスクを理解したり、企業コンプライアンスや法令遵守についての正しい知識の獲得が可能です。また、「SWOT分析」「BSC」「3C分析」等の経営全般に関する基礎的な知識や財務諸表等の会計に関する知識を同時に学習することで、実践にも役立つ構成になっています。
このように企業経営に関する項目も非常に充実しているため、社会的にも非常に価値のある資格です。
ITパスポートの試験内容と難易度
ITパスポート試験の内容
ITパスポートはCBT(Computer Based Testing)方式で実施されます。すなわちペーパーテストではなく、PCを利用した選択式の試験ということです。小問100問出題の試験時間は120分であり、四肢択一式(4つの選択肢のなかから1つの正解を選ぶ方式)です。試験構成は以下のようになっています。
出題範囲 | 問題数 |
ストラテジ系(経営全般) | 32問(35問程度) |
マネジメント系(IT管理) | 18問(20問程度) |
テクノロジ系(IT技術) | 42問(45問程度) |
今後の出題評価枠 | 8問 |
会場は全国各地に多数存在し、試験日はその会場次第となっています。自分の受験できる会場を事前に探し、試験日を把握しつつ学習を進めると良いかと思います。
ITパスポート試験の難易度
ITパスポートの合格基準は総合評価点で600点以上/1,000点満点(総合評価の満点)、各分野別で300点以上が必須となっています。
総合評価得点 | 600点以上/1,000点(総合評価の満点) |
ストラテジ系 | 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) |
マネジメント系 | 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) |
テクノロジ系 | 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) |
採点方式はIRT(Item Response Theory:項目応用理論)に基づいており、解答結果から評価点が算出されます。総合評価得点に加えて、各分野で基準点数を全て上回らないと合格にはなりません。つまり、各分野でバランスよく勉強を行う必要があります。
毎年の合格率はおよそ50%強です。大抵半分以上の人が受かる「受かりやすい資格試験」ではありますが、勉強していないと足元を掬われる資格試験とも言えます。
令和3年8月度のITパスポート試験では、社会人の合格率が61.1%、学生の合格率が40.8%、合計ですと54.5%の合格率でした。データに基づくと、学生より社会人の方が受かりやすい試験となっています。
ITパスポートの勉強法
ITパスポートは他の難関資格と比べると比較的簡単な部類に入る試験ですが、ITが苦手な人にとってはとっつきにくい資格かもしれません。
本屋などでテキストを立ち読みしてみて、苦手だなと感じた人は何らかの講座で受講した方が良いでしょう。
自分1人で理解できそうだな、と感じた場合はいくつかテキストを選択して独学で学習するのがオススメです。オンラン資格講座のスタディング などを活用すると学習効率も上がり、勉強する期間をより短くする事ができます。ビデオ講義なので、詰まらずに最短で合格を目指す事ができるでしょう。
オススメの参考書
ITパスポートの学習では人気の教材シリーズがいくつかあり、本記事でもピックアップしてオススメの参考書を以下で紹介します。
令和03年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 (情報処理技術者試験)
こちらの書籍はITパスポートを理解するのに定評がある「柏木先生のITパスポート教室」シリーズで、毎年新版が発売されています。令和3年版も既に発売されているため、これから学習を始める人にとって最適なテキストとなっています。
また、最近改定が入った2021年3月までのシラバス4.1と,2021年4月からのシラバス5.0に両対応している点もオススメできるポイントです!
今後の試験範囲についてはこちらの記事でも解説しています。
かんたん合格ITパスポート過去問題集 令和3年度 秋期 (かんたん合格シリーズ)
こちらの簡単合格シリーズの過去問題集は、ITパスポートを演習するのに必須の参考書になっています。一通りこの過去問題集を解けば、大抵の問題は解けるようになっているといっても過言ではありません。
【5年分の過去問】+【著者厳選!よく出る問題】で効率よく合格力をアップすることが可能です。
購入者限定特典で以下の2点の特典も付属しています。
- スマホで学べる単語帳【でる語句200】&【シラバス5.0単語帳】+【過去問アプリ】
- スマホ/タブレット/PCに入れて持ち運べる「全文 電子版」(PDFファイル)
左側ページが問題/右側ページが解答・解説となっており、問題を解きながらスムーズに学習を進める事が可能です。
【令和3年度】 いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
こちらの教材はAmazonベストセラーにも選出(2021年10月現在)されている【令和3年度】 いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集です。
これ一冊でテキストも問題集も兼ねているため、非常に便利で学習しやすい参考書となっています。
まとめ
ITパスポート(iパス)についてその魅力や必要性、試験の内容等について解説しましたが、その重要性が理解できたかと思います。
ITパスポート試験はITの知識のみならず、経営やマーケティングの知識も求められるため、案外一筋縄にはいかない資格試験です。試験としては合格しやすい部類に入りますがきちんとした学習は必要です。
また、学習した事はITスキルが必須となった現代において必ず役に立ちます。そのため、時間に余裕がある方は受けておいて損は無いです。
ITパスポート、いいですね!受けてみようかと思います!
ITパスポートは取っておいて損がない資格じゃからの。
就職や進学等に非常に役立つため、ITに関わらない人こそ、是非受験をすることをオススメします!