近年人気が上昇している資格であるITパスポートについて、文系大学生という立場を活かして、その時期に取得すべき理由について解説しています!
この記事では、文系大学生だからこそ、ITの基礎知識を身につけておくと良い理由について解説します。
「ITパスポート」の資格は就活に活かせるのか、非IT企業に就職したいけど意味はあるのか等、現在大学生の人に役立つ情報をお届けします。なお、ITパスポート試験概要についてはこちらをご覧ください。
ITパスポートは理系の大学生が取るイメージが強いんですけど?
ITパスポートは全ての大学生に取得をオススメしたい資格なのじゃ。詳しく解説していくぞ!
「ITパスポート」は学生が挑戦すべき国家試験
まず、学生からも人気のITパスポート試験には、どのようなメリットがあるのか、就職活動での効果をメインに解説していきます。
ITパスポートとは
「IT」と聞かれると、情報系の学部や、IT関連職への就職に必要なイメージがあるかもしれません。ですが、現在の社会では文系や非IT職などの業種に関わらず、新入社員にIT知識が求められます。
「ITパスポート」は、ITを利用するすべての人が身につけるべき基礎知識を幅広く網羅した国家試験です。IT企業・非IT企業どちらへ就職したいかに関わらず、役立つ知識を習得できます。
ITを利用できると言うのはスマホやPCを操作できることだけではないぞ。アプリケーションの仕組みの知識やセキュリティに関する意識なども必要になるのじゃ!
「ITパスポート」はITを正しく扱う基礎知識を身につけていることを証明できる国家資格です。ITを活用する方法や ITにまつわる正しい知識を保有していることをアピールできるので、学生からの注目が高まっている国家資格の1つです。
IPAが公表している応募者データでは、学生受験者が約3割を占めています。
出典:IPA『応募者データ』
ITパスポート試験は「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」という3分野が出題されます。
難易度は他の資格と比較して易しめですが、学習内容が多岐にわたり、視野が広がります。就職活動のみならず、仕事に就いてからも身につけた知識が役立つでしょう。
就活中でも取得することができるのは魅力的ですね!
資格のあるなしが就活を左右するのは言わずもがなじゃな!
非IT企業での就職活動とITパスポート
次に、非IT企業への就職を考えている人の場合、どのような資格取得メリットがあるのか解説します。
結論としては、就活で有利になることが最大のメリットです。また、就職後に社会人として身につけなければならない知識を、学生のうちに習得できることもメリットです。
採用現場では、ITを正しく理解し、活用できる人材を求めています。ITを軸にしている社会構造となった現在、どのような部門でもITを利用することが当たり前となっています。ITパスポート試験で習得できる知識は、より効率的な業務を行うためのみならず、様々なリスク低減にも役立ちます。
IT知識の基礎スキルは社会人の新人研修で行われることがほとんどじゃぞ。既にそれらの知識を身につけていれば、人事の方からしたら魅力的になるわけじゃな。
たとえば「怪しいメールを開く前に上司に相談してみよう」「ファミレスのフリーwifiは情報漏洩リスクがあるから、顧客情報を開くのはやめておこう」などの判断ができるようになります。情報に関連するトラブルを事前に予測・防止することにも役立つ資格なのです。
さらに、機器や情報に関連するトラブルが起きた場合にも効果を発揮します。仕組みや用語をわかっていれば、エンジニア部門へ相談する際にスムーズです。現代社会の現場では、文系・事務職でもIT知識を持っている前提で業務が進んでいきます。
どんな企業でも、IT技術がなくては企業活動はできないってことですね!
企業にはIT部門が設置されていることがよくあるぞ。ITパスポートを軸に色々な仕事を任されるかもしれないぞ!
今や、IT用語は専門的な職業の人が使うものではなく、社会人の共通語なのです。文系大学生だからこそ「就職活動のためだけ」ではなく、社会に出てからもメリットのある資格なのです。
採用現場の声
次に、IPAで紹介されている官公庁・企業のコメントを紹介します。
金融業界の声
まず初めに金融業界での声を紹介します。
金融庁では「金融行政を遂行するうえでIT知識を身につけることが必須」とコメントしており、新入職員等を対象に「IT基礎知識研修」という研修科目を創設、ITパスポート受験を推奨しているとのことです。
また、日本年金機構では「社会保険オンラインシステムを運用保守していく観点から、システム部門の人材育成を重視」と捉え、職員スキル育成として、ITパスポート試験や基本情報技術者試験の受験を推奨しているとのことです。
事前に資格を取っておけば入社後に少し楽ができるかもしれませんね!
また、民間企業でもITパスポートが活用されています。
株式会社三井住友銀行では「銀行業務は多くのITシステムで支えられており、従業員にとってITに関する基礎知識は必要不可欠」と捉えており、全従業員を対象に「資格取得支援制度」の対象資格の1つにITパスポート試験を指定しているとのことです。
銀行でもITスキルが必要になるのは驚きです!
サービスの維持管理にはIT技術の支えがなくてはならないのじゃ!
サービス業界の声
株式会社すかいらーくでは「情報システム部の社員に対する教育研修」の一環として、必要最低限のIT基礎知識を習得することを目的にITパスポート取得を推奨しています。
株式会社ファンケルでも「Withコロナの時代となり、一段とデジタル化が加速している中、様々な社会の変化に即応していくには、全従業員が、土台として基礎的なITリテラシーを身に付けておくことが必要不可欠」とコメントしています。
このように、官公庁や民間企業が業種に関わらず、ITパスポート試験を、基礎的なITリテラシーを総合的に学べる最適ツールと位置付けているのです。
サービス業に就職を考えている文系大学生にも有効な資格であることがわかりますね。
ITパスポートはその人がITリテラシーを身につけているか判断する材料になるってことですね!
就職活動でのITパスポートの効果
次に、 ITパスポート試験を統括するIPA(情報処理推進機構)の公式HPを参考に就職活動への効果を紹介します。
エントリーシートでアピールできる
就職活動では、ITパスポートに合格していれば、自己アピールに役立ちます。
資格は客観的な評価項目であるため、合格に向けて努力できる人材であることを採用側に印象づけられるでしょう。
資格を取ったかどうかも大事じゃが、資格を取る努力ができるかどうかも大事ということじゃ!
選考基準とする企業もある
官公庁・民間企業を問わず、ITパスポート資格を採用条件の1つにしている場合や加点評価がつくなどの基準を設ける動きがみられます。
このようにITパスポート資格を採用条件の1つにすることもあるようです。
資格を持っていれば、面接も通りやすくなるかもしれないってことですね!
現在の社会はITを使わなければ、仕事が成り立たない企業がほとんどです。
情報を正しく活用できる人材を集めたい企業は今後も増えていくでしょう。
就職活動を始める時期までに、取得しておくと良いかと思います!
企業側もメリットがある
企業側としても、ITパスポート取得者を採用するメリットがあります。
世界的なスマート社会への移行が加速していくなかで、企業はより一層ITとリンクした経済活動が求められます。
その中で、ITリテラシーのある人材を確保することは、企業の評価や、業績向上につながります。
IT機器そのものの扱い方や、情報の扱い方は誰もが備えておくべき知識となっています。企業にとって重要なコンプライアンスや個人情報保護の観点からも、情報漏洩につながるリスクは回避したいものです。
ITパスポート試験では、コンピュータウイルスによる情報漏洩や個人情報の扱いについても学習範囲となっています。
このような知識を保有した人材は、採用試験でプラスの評価につながるでしょう。
ITパスポートを持っていれば企業側は採用しやすくなるし、学生側も採用されやすくなるってことじゃな!
ITパスポートに合格する方法は下の記事を是非チェックしてください!
高校生のITパスポート受験メリット
ITパスポートは高校生でも受験できます。
高校生がITパスポートを取得するメリットとしては、大学入試のプラス評価になる場合があることです。
もちろん、高校卒業後に就職を考えている人にもメリットの大きい資格です。
AO入試や推薦入試などにも役に立ちそうですね!
資格の勉強の努力は評価されて当然なのじゃ!
大学によっては入学後に資格合格が単位認定される場合もあります。
高校生のうちにITパスポートを取得すれば、IT系学部への進学・さらに大学在学中にステップアップ資格を目指すなど、可能性は大いに広がるでしょう。
必ず合格したい人はオンライン資格サービスを活用する
ITパスポートは比較的簡単な資格試験ではありますが、他業種の方やこれまでITを勉強した事ない人にとってはどうしても馴染みの無いもので苦手意識があるかもしれません。
そのような方や独学が苦手な方はオンライン資格サービスを活用することを検討してみると良いでしょう。
覚えにくい専門用語や、わかりにくい概念図なども、講義動画から丁寧に解説してくれる、スタディングというサービスを利用することをオススメします!
スタディングのITパスポート講座は料金が非常に安く、追加で書籍も購入する必要がないので、これのみで合格する事ができます!
合格者も多数輩出しており、近年良い評判が上がっていますので、独学が難しい方や短期間で合格したいといった方にオススメです。
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まとめ
この記事では、文系学生にもITパスポート資格が有効である理由を解説しました。記事のポイントは次の通りです。
- ITパスポート受験者の約3割を、学生が占めている
- ITパスポート資格は、就職活動に活かせる
- IT企業or非IT企業に関わらず、資格取得が推奨されている
これらの理由から、学生のうちからITパスポートを取得しておくことが望ましいです。知名度の高い国家資格なので、進路に迷っている人にも取得して損はない資格です。時間のある今だからこそ、是非チャレンジしてみてください。
ITパスポートの重要性がとてもわかりました!
就活中の方も就活前の方もぜひチャレンジしてみるのじゃ!
みなさんも、是非ITパスポートの合格に向けて勉強頑張ってみてはいかがでしょうか?